タルサ治療
The TULSA Procedure
タルサ治療とは
About the TULSA Procedure
タルサは、MRIと連動した、国内有数の新しい前立腺がん超音波焼灼治療法です。治療時間は3時間程度で、メスを入れない、放射線被ばくもないため、回復が早く、入院や通院回数も少なく、早期の社会復帰を可能にします。
治療中に、MRIで、患者さんお一人おひとりのがんの位置や広がりを把握し、同時に患者さんが希望する温存機能を鑑みて、治療範囲を最終調整し、高エネルギーの超音波でがんを焼灼壊死させます。同時に、前立腺に隣接する組織や臓器を冷却・保護することで、合併症や後遺症を大幅に低減。治療直後、麻酔終了前に、がんが適切に治療ができているかを確認できるため、再発リスクも低くなります。
タルサの利点
TULSA Benefits
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体の回復が早く、
尿漏れやEDなど
合併症や後遺症が少ない -
MRIとの連動で
がんの病巣だけを
確実に焼灼 -
治療効果を即時に
確認できるため
再発リスク低減
タルサ治療の概要
TULSA Procedure Overview
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01
全身麻酔後に治療器具を挿入
全身麻酔後に、尿道から超音波治療装置を挿入。 肛門より、直腸や周辺組織を傷つけないよう冷却装置を挿入します。
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治療計画画像
02
MRIで撮影して治療範囲を決定
MRIで、がんの位置や状態を確認。 患者さんの希望に合わせた機能温存を鑑みて治療範囲を最終決定します。
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治療計画に合わせて焼灼治療
03
加熱治療スタート(アブレーション)
前立腺組織の内から高エネルギー超音波を焼灼。MRIにより前立腺の内部温度が常に測定され、がんが壊死する温度(55℃以上)になるよう、超音波が自動調整されます。同時に、前立腺に隣接する神経や臓器などは傷つけないよう冷却・保護されます。
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04
治療結果の確認
タルサ治療後、麻酔終了前に、MRI撮影を行い、加熱壊死した範囲を即確認します。治療結果を即時に確認できるため、再発リスクが低減します。