歴史と実績
History & Achievements
タルサ治療の歴史と実績
History & Achievements
タルサ治療は、2016年4月にヨーロッパでCEマークを、2019年8月にアメリカでFDA承認を受けた安全性が認められた治療法です。すでにアメリカやヨーロッパの病院で臨床使用されています。日本では、2019年に北海道の札幌北楡病院で治療が始まりました。古賀病院21は、国内2番目、西日本および九州では初めてのタルサ治療施設です。
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2016年4月
ヨーロッパで
CEマーク取得 -
2019年8月
アメリカで
FDA承認 -
西日本・九州では
古賀病院21のみで
実施しています
タルサはアメリカ、ヨーロッパ、カナダで承認された治療法
タルサ治療はアメリカ、ヨーロッパの多くの病院で導入されています。
世界的に有名なアメリカのMayo clinicをはじめ、医療機関で研究・医療の質ともにトップクラスを誇るJohns Hopkins Medicine、ハーバード大学医学部の教育機関で最大規模の病院Massachusetts General Hospital(MGH)、スタンフォード大学医学部と連携しているStanford Health Care、ロサンゼルスで、総合医療を提供するUCLA Healthなど、タルサ治療は、アメリカをはじめ、ヨーロッパ、カナダの医療機関で、前立腺がんの新しい治療法として導入されています。
タルサの歴史
History
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2000
前臨床試験スタート、
治療機器の開発も開始 -
2010
臨床試験開始
前立腺がん患者8人に対して、がんを治療する意図はなしにタルサ治療直後に前立腺を全摘する臨床試験が実施されました。
MRI画面上で指定した治療範囲と、摘出した前立腺標本の病理検査で、がん細胞が加熱されて壊死した範囲が正確に一致している(誤差1.3mm以内)ことが示されました。 -
2012
20132回目の臨床試験開始
タルサ治療の直後の前立腺全摘手術を行う2回目の臨床試験実施。5人の前立腺がん患者において、がん病変部分をタルサで治療する試験でした。
誤差1.7mmの精度で、すべてのターゲットとしたがん病変が壊死していることが確認されました。 -
2013
2014第1相臨床試験開始
アメリカ、カナダ、ドイツで第1相臨床試験開始。低〜中リスク分類の限局性前立腺がん患者30人が登録、3年間の経過観察が行われました。1.3mmの治療精度でした。治療範囲を前立腺被膜の3mm内側とし、結果、前立腺体積の90%が治療計画範囲に入りました。画像上の加熱範囲も90%、1年後の前立腺体積減少率も90%、PSA値低下率も90%という結果で、尿失禁、勃起障害などの合併症は非常に低く押さえられました。3年目までに3分の1の患者ががん残存により追加の治療を必要としました。
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2016
ヨーロッパでCEマーク取得
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2016
2018第2相臨床試験開始
第2相臨床試験として、TACT試験(TULSA-PRO Ablation Clinical Trial)がカナダ、アメリカ、ヨーロッパの合計13施設で行われ、低ー中リスクの限局性前立腺がん患者が115人が登録。治療範囲は98%に拡大されました。PSA低下率の中央値は95%で、治療後の最低PSA値は中央値0.36ng/mlと十分な低下が得られました。尿失禁、勃起障害を含めた合併症は、他の既存の治療に比べて非常に少なく抑えられました。治療1年後に針生検も行われ、65%の患者でがんの残存がなく、治療必要ながん残存は20%に抑えられました。これは、がん制御においては既存の治療と同等の成績でした。
TACT試験の結果は、2019年5月のアメリカ泌尿器科学会で発表されました。 -
2019
アメリカでFDA承認
国内で治療開始札幌北楡病院にて、タルサ治療が開始
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2024
古賀病院21にてタルサ治療開始